東洋医学ではつわりは、脾と胃という臓器の異変ととらえています。
脾と胃は共同して飲食物を消化し、栄養に変える働きをしています。
この脾・胃がお腹に赤ちゃんがいることで発生する熱によっておかしな働きをすることが、つわりの原因となります。
妊娠中は胃の熱が強くなりすぎる傾向にあります。
胃の熱が強すぎると、栄養が上手に作られないので血流が悪くなります。
血流が悪くなることで体内の水分の循環・代謝も悪くなります。
特に発汗・排尿が弱くなると体表ではむくみとなり、体内では胃液・唾液の増加となります。
これがよだれづわりとなります。
もともと乾き気味の人は、さらに乾燥が進んで脱水になることもあります。
これらの症状はすべて脾・胃にかかわるツボで働きを整え、体内の熱をうまく調節することで軽減することができます。