東洋医学では食べ物には酸・苦・甘・辛・鹹(かん)の五つの味があり、それぞれ体に対して作用があると考えられています。
実際にその味がしなくても体に対する作用があればその味となります。
そのため特定のものを食べ過ぎたり取らなかったりすると体の働きが偏り、病症が現れます。
これが漢方でいう「不内外因」のひとつです。
甘味は栄養の基本となるものです。
炭水化物や糖質と呼ばれるものはすべて甘味になります。
栄養の基本なので疲労時に取るべきものなのですが、取りすぎれば肥満や成人病の元となるのはよく知られていることです。
逆にダイエットなどで極端に制限すると飢餓状態となり、常に疲労感を感じるようになります。
脳の働きも悪くなり思考能力も低下します。