東洋医学では食べ物には酸・苦・甘・辛・鹹(かん)の五つの味があり、それぞれ体に対して作用があると考えられています。
実際にその味がしなくても体に対する作用があればその味となります。
そのため特定のものを食べ過ぎたり取らなかったりすると体の働きが偏り、病症が現れます。
これが漢方でいう「不内外因」のひとつです。
鹹(かん)味は塩辛い味のことです。
塩は水を引き寄せる働きがあるので、ゆっくりと体を温める働きをします。
取りすぎると必要な水分も奪ってしまい体の深部の熱が強くなります。
顔や足がむくんでのぼせがある人は、表面の水分は多いが深いところでは足りていないので鹹味は控えるべきです。
現代の日本の食事では積極的にとる必要はないでしょう。
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