ネガティブな感情が病気の原因になる「内因」悲・憂

桜
人の持つ感情・情緒が不安定になることや、同一の感情が長期間継続することで体に異変をもたらすことがあります。

東洋医学では怒・喜・思・憂・悲・恐・驚という七つの感情から病になると考え、これを内因または内傷と呼びます。

ここでは内因の「悲」と「憂」を説明します。

悲とは声を出して悲しむこと、憂は悲しみをこらえているさまをいいます。

辛いことがあれば悲しみの感情を表すのは普通のことですが、長期間悲しみに浸っていたり、表に出さずに無理に普通を装っていると陽気が滞り行動力が無くなってきます。

愚痴をつぶやくことが多い人は、やはり陽気の巡りが悪く言葉に対して行動が伴いません。

また体表が冷えやすいので肌が弱く風邪をひきやすくなります。

※病気の内因としてあげられる感情は、単独で現れる場合もあれば、いくつか混在している場合もあります。

強い悲しみが怒りを生み出していったり、恐怖のあまり気がくるって笑い出してしまうようなこともあり得ます。

人の表している感情や本来表れるべき感情を考慮し、よく診察したうえで、より良い治療ができるようにしていきます。

当院の治療は漢方理論に基づくはり灸を用いた経絡治療を行います。

経絡治療は人の生命力の強化・自然治癒力の亢進を目的としています。

捻挫や打撲などの急性外傷、肩こり・腰痛などの慢性症状、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、大きな病気や怪我からの体力回復など多岐にわたる治療を行うことができます。
ぜひ一度ご相談ください!