湿布は温湿布?冷湿布?


よく痛いところにシップを貼る場合、温シップと冷シップとどちらがいい?と質問されます。

これは痛みの出方によって判断するのが良いです。

動かさなくてもズキズキ痛み、少しでも動かすことが困難な場合は冷シップが良いと思います。

触れば他の所よりも熱いと思いますが手が冷たいと冷えていても温かみを感じるので注意が必要です。

温シップを貼るのは奥のほうでズーンと痛み、こわばって動かしにくいものです。

神経痛はほぼ冷えです。

冷えの場合はだいたい深いところの痛みになるので少し触っただけでは痛くないことが多いですが表面は冷えて中に熱を持って痛みになってることもあります。

この場合はシップはあまり効かないのでしっかり治療をしてもらった方が良いでしょう。

ぎっくり腰

なかよくおしゃべり
最近、ギックリ腰の患者さんが増えています。

春先に多いケガなのですが、このところの寒暖差や空気の乾燥が筋肉を引きつらせて負担をかけたときに傷めてしまうようです。

特に深い部位の筋肉を傷めてしまうと寒さから表面は冷えてしまうので炎症の熱を発散できず、痛みがきつく長引いてしまいます。

治療としては患部の熱を取りながらも体全体は温めるようにしなければならず、少し難しくなります。

痛いところを触ってみて熱さを感じれば湿布等で冷やすと楽にはなりますが、冷たい場合かえって悪化することもあるので注意が必要です。

首の痛み

案内するナースたとえば腰の痛みと同様、首の痛みも大本は冷えから始まります。
上半身は熱が集まるので、腰とはまた異なった治療方法を選びます。

特に初期の段階では首周りの熱を取り除くことでかなり改善されます。
何日か過ぎると熱が冷めてきて激痛が鈍痛へと緩和されていきます。

湿布などでずっと冷やし続けていると、かえって血行が悪くなって回復が遅れます。

腕にしびれや痛みが出たり、頚椎にゆがみがあるときはヘルニアの疑いがあるので要注意。

いったん良くなったのが再発すると、かなり治りが悪くなるのでしっかりとした治療が必要ですよ。