感情の傾向が病気の原因になる「内因」喜

笑顔のおばあさん人の持つ感情・情緒が不安定になることや、同一の感情が長期間継続することで体に異変をもたらすことがあります。

東洋医学では怒・喜・思・憂・悲・恐・驚という七つの感情から病になると考え、これを内因または内傷と呼びます。

ここでは内因の「喜」を説明します。

喜びは全身の陽気を巡らせる感情です。

冷え症の人でも喜びにあふれると体が温かくなります。

喜び=笑いともいえるので笑い健康法というものもあります。

子供は陽気が多く巡りも良いのでよく笑います。

喜びが少ないと陰気が強くなり心も体も冷えてしまいます。

陽気の大本は心臓なのですが、何らかの病気で心臓の熱が強いと喜び過ぎ、笑い過ぎの状態になります。

躁鬱病の躁状態がこれにあたります。症状が進むと狂状態まで発展してしまうこともあるので注意が必要です。

※病気の内因としてあげられる感情は、単独で現れる場合もあれば、いくつか混在している場合もあります。

強い悲しみが怒りを生み出していったり、恐怖のあまり気がくるって笑い出してしまうようなこともあり得ます。

人の表している感情や本来表れるべき感情を考慮し、よく診察したうえで、より良い治療ができるようにしていきます。

当院の治療は漢方理論に基づくはり灸を用いた経絡治療を行います。

経絡治療は人の生命力の強化・自然治癒力の亢進を目的としています。

捻挫や打撲などの急性外傷、肩こり・腰痛などの慢性症状、アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー疾患、大きな病気や怪我からの体力回復など多岐にわたる治療を行うことができます。
ぜひ一度ご相談ください!