弱ってる人のカゼの治し方


もともと体力のある人はカゼをひいて発熱しても、パッと汗をかいて熱が抜けて3~4日で治っていくものです。

しかし体力が低下している人は汗が出ずに微熱が続いてさらに食欲不振や下痢など胃腸症状まで現れたりします。

こういう時に葛根湯などの発汗剤で熱を冷まそうとすると水分不足になり、より熱がこもって長引きます。

このような人の治療は熱があっても芯の冷えが主体なので温める治療をします。

ツボとしては飲食物を取り入れる胃と、取り込んだ飲食物を栄養に変える脾の働きを助けるところに鍼をします。

痛くならないようにゆっくり優しく補います。

あと水の巡りもよくなるように腎も併用します。

ただ回復には時間がかかるので焦らずゆっくり養生することが大事です。

※風邪症状にお悩みの方、名古屋市中川区の、のぞみはり灸院ぜひ一度ご相談ください!

乾燥性便秘


過労やカゼなどによる発熱などで体が熱を持つとだんだん乾燥してきます。

それにつられて便も乾燥してくると排便が困難になり便秘となります。

特に発熱後なかなか熱が下がらず便秘になりお腹が張って苦しいときは胃や大腸のツボを使って熱を抜き、腎臓のツボを使って潤いを与えると排便し、なおかつ解熱することがよくあります。

便秘の症状にお悩みの方、名古屋市中川区の、のぞみはり灸院ぜひ一度ご相談ください!

腰椎・椎間板周囲の腰痛の治療

すみれ
腰痛の原因として腰椎や椎間板とその周囲の損傷によるものがあり、また急性・慢性と分けられます。

痛みの場所がはっきりしづらいので、治療も難しくなります。

動作によって痛むことがありますが、安静時に痛むこともあります。

また椎間板ヘルニアや腰椎骨折になると激痛を伴います。

痛みの場所は深いのですが腰椎・椎間板に直接鍼を刺しても意味はなくかえって痛みを強くしてしまうことが多くあります。

まわりの筋肉は固まって弾力性が無くなっているのである程度の張りを出させるようにします。

患部に直接のアプローチは少なくして手足やお腹のツボを使って治療をします。

つらい腰椎・椎間板周囲の腰痛にお悩みの方、名古屋市中川区の、のぞみはり灸院ぜひ一度ご相談ください!

動悸 ツボ

温泉につかる親子のおさる
動悸だけでなく、目まい、息切れといった症状の原因は、内臓のほうから考えるとすべての臓器が当てはまります。

直接、血液を循環させる心臓、呼吸によって血行を促す肺、血液をきれいにする肝臓・腎臓、消化や免疫にかかわる脾臓、それぞれの臓器にどのような変調があるかを見て治療をします。

たとえば、胸の熱感が強く舌や手のひらが赤いとなると、これは心臓そのものの変調ととらえ、心臓にかかわるツボを使って治療します。

また、むくみが強い・体表面が冷たく腰も痛いといった症状も合わせてあれば、これは腎臓の変調も考えられるとして腎臓にかかわるツボを使うことも考えられます。

動悸・息切れ・めまいという同じような症状でも原因となるところに違いがあるので、それに応じた治療をしていきます。

名古屋市中川区の、のぞみはり灸院では動悸めまいのような、熱が原因となる症状にも対応しています。ぜひ一度ご相談ください!

逆子のツボ

あかちゃんとねこちゃん妊娠9カ月から臨月に入ってくると赤ちゃんもかなり大きくなり、その位置も定まってきます。

正常位では頭が下で足が上になりますが、足が下、頭が上のいわゆる逆子の状態がしばしば見られます。

妊娠中は体温が上がり暑く感じますが、お腹が大きくなるため下半身への血流が悪くなり、足が冷え、むくみやすくなります。

赤ちゃんはお母さんの足側の冷えを嫌がり、温かい上側に頭を向けてしまうのではないかと思われます。

治療としては下半身を温め上半身を涼しくするようにします。有名な三陰交のお灸も必要に応じてですが行います。

名古屋市中川区の、のぞみはり灸院では逆子のようなケースにも対応しています。ぜひ一度ご相談ください!

めまい 対処法

チューリップ
前の記事「めまい 耳」では体の熱が多く、特に頭の熱が強い人もめまいが現れる、と説明しました。

体の側面には胆にかかわるツボの流れがあり、頭から体幹の側面・下肢の側面を通って足の薬指まで流れています。

胆と肝(肝は胆と表裏をなします)の働きを改善することで体の平衡感覚も改善されます。

ただ熱の発生の原因は過労・ストレスなど多岐にわたるので、他の臓器の異変にも注意を払って治療をします。

めまいでお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください!

めまい症

足湯手足が冷えてのぼせるのは女性に多く、特に貧血や低血圧の人に多くみられます。

血そのものが足りないか足りていても循環が悪いので、血を増やし血行をよくするように治療します。

血の循環にかかわる肝や血の生成にかかわる脾のツボを目当てに鍼をします。

またお灸も多く使用します。

めまい症でお悩みの方、ぜひ一度ご相談ください!

食物アレルギーの鍼灸治療

日本の朝食
東洋医学では脾臓が主になって胃・大腸・小腸・胆のうを働かせて飲食物の消化・吸収の働きをします。

特に脾・胃は表裏一体の関係なので、この働きが弱いと飲食物の消化・吸収が悪くなります。

そのため脾・胃の働きを高めるツボを使って治療をします。

たとえば熱が強いときは脾経の火穴である大都(火穴は熱を取ります)、冷えているときは金穴である商丘(金穴は巡りを良くして温めます)を使います。

下痢や便秘の時は胃経の足三里、じんましんの時は皮膚と関係が深い大腸のツボを使います。

ただ治療で症状を緩和することはできますが、内臓の働きがしっかりするまではアレルギー反応は現れ続けるので食生活には常に気をつけないといけません。

名古屋市中川区の、のぞみはり灸院では食物アレルギーの鍼灸治療のご相談にも対応しています。ぜひ一度ご連絡ください!

椎間板 腰痛

眠り猫
椎間板ヘルニア 治療の続きです。来院翌日と、その後数回の治療の様子です)

治療した次の日は少し痛みは強くなった。

奥にこもった熱が浮いてくるときに痛みがかえって強くなることは比較的よくあるのでその旨、説明して理解してもらう。

2回目の治療も同じく腎経の陰谷を使う。少しむくみ治まりトイレによく行く。

一週間くらいは仕事も休んでほぼ寝たきりの安静で過ごしていて、ようやく日常生活の動作ができるようになる。

まだ痛みはあり前かがみや長時間座っていることはつらい。

3回目、一週間で炎症性の痛みは治まるが腰まわりの筋肉はかなり固まっている。

使うツボを腎経の土穴である太谿にする。土穴は栄養を送るツボで、腎臓をしっかりと栄養することで下半身が温まり固まった筋肉もゆるむ。

次回、患者さんの回復した様子と治療中の注意点を紹介します!

名古屋市中川区の、のぞみはり灸院では椎間板ヘルニアのようなつらい症状にも対応しています。ぜひ一度ご相談ください!

赤ちゃん 風邪 病院

風邪症状が発症後すぐなら一回の治療で回復することもあります。

子供の風邪の治療例 3歳女児

午前中は元気だったのに午後から38度を超える発熱、便秘にもなり苦しくて大泣きする。食欲もない。
その日の夜に治療を施す。
あかちゃん発熱はあるが咳・鼻水はない。体表面は冷えて頭だけ熱い。
冷え込んだことに反発した発熱で、腸にこもった熱をとるために手首にある大腸経のツボ、陽谿に鍼をする。
あとはお腹・背中を温めるためにさするように鍼をすると少し発汗した。
これでかなり解熱し1時間後には食事がとれるようになった。

次の日には排便もし、元気になったとのことです。
冷えによる免疫低下で何らかのウィルスに感染したと考えられますが、早めに治療して免疫力を上げれば風邪からも早く回復します。
時間がたつほどウィルスが増殖して体内に広がっていきます。タミフルなど一部を除いてはウィルスに効果のある薬はないので、軽い風邪なら鍼治療のほうが早く回復すると思います。