以前は夏場に多かった胃腸カゼが、最近は一年を通じて見られるようになりました。
症状は嘔吐・下痢と変わりはありませんが、わりと発熱することも増えてきて通常のカゼと区別がつきにくくなってきてるようです。
体内で増えたウィルスが排出するために嘔吐・下痢の症状が現れるので、無理に止めないほうが良いのですが、小さい子供や老人は脱水の恐れがあります。
口からの栄養・水分補給が難しいので、基本の治療は病院での点滴となります。
鍼灸ではある程度症状が落ち着いてから胃腸の働きを回復させるように治療します。
特に食欲が回復しない場合は背中の脾兪・胃兪、お腹の中脘というツボにちょっと熱いお灸をします。
食中毒や暴飲暴食で胃腸が弱った時も同様の治療をします。
体力の回復には栄養補給がしっかりできなければいけないので、胃の働きを促すことが重要になってくるのです。