酒と腰痛

ひつじと毛糸
アルコールは小腸から吸収され、肝臓に送られて分解が始まります。
先ず酵素によりアセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸へと分解されます。

酢酸は血液に乗って全身の筋肉や心臓に移動して最終的に炭酸ガスと水になって体外に排出されます。

この分解の過程で熱が生じます。
飲酒後しばらくして疲労感や筋肉痛が生じるのはこのためです。

ギックリ腰など炎症性の熱を伴う痛みがある人は、さらに熱が強くなるので当然悪化します。

また慢性腰痛など冷えが主体の痛みの人も、アルコール分解による疲労から血行不良となり、熱が冷めた後、急激に冷えることがあるので痛みが増加しやすくなります。

腰痛持ちはアルコールを控えたほうがよいでしょう。

腹痛・下痢

沖縄の海
水分の取りすぎ、寒いところに長時間滞在するなど、腸が冷えるとおなかをこわします。

これは体から便とともに水分を排出して冷えを取り除こうとする働きによるものです。
少し冷えたくらいなら排尿のほうが促されます。

慢性的にお腹が弱い人は下腹部が常に冷えています。
暑がりで汗かきの人でも下腹部や足は冷えています。

またそういう人は喉が渇くので水分をよく取り、そのために余計に下痢をします。
酒飲みの人はさらに拍車がかかります。